光のとこにいてね
2025-11-15



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「光のとこにいてね」 一穂 ミチ 文春文庫 
うらぶれた団地の片隅で出会った小学2年生の結珠と果遠。正反対の境遇に育ちながら、同じ孤独を抱える2人は強く惹かれ合うも、幸せな時間は唐突に終わりを迎える。8年後、名門女子校で再会を果たす2人だったが……。
セレブな家の子・結珠は、なぜか母に連れられ、週に1度団地に通うようになります。母の用事を済ませるまで外で待っている時に出会ったのが、果遠でちょうど同い年で会うのを楽しみになります。厳格な母には内緒のつかの間の時間でした。高校で再会するが、またまた思わぬ展開に、更に時は過ぎるのだが、2人には特別な友情や愛情があるように思えます。家族に言えない事でも共有できます。大人にはなった2人は、犯罪を犯すわけではないけど、なんだか「テルマ&ルイーズ」を思い起こさせます。2人とも母親に問題があります。不思議な縁がありましたし、強く惹かれあっています。でもいつも長く続かないのが、寂しいです。次はどうなるのかと、ドキドキしました。
[読書]

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