「ザ・ザ・コルダのフェニキア計画」　TOHOシネマズシャンテ

独立した複数の都市国家からなる架空の大独立国家フェニキア。6度の暗殺未遂を生き延びたヨーロッパの大富豪ザ・ザ・コルダ（ベニチオ・デル・トロ）は、フェニキアのインフラを整備する大プロジェクトを画策していた。

しかし妨害により計画が危機に陥ってしまう。ザ・ザは資金調達のため、娘で修道女のリーズル（ミア・スレアプレトン）とともに、フェニキア全土を横断する旅に出る。

疎遠になっていた娘を後見人として一緒に旅をしながら、さまざまな事件に巻き込まれていきます。この娘約束のミア・スレアプトンは、ケイト・ウィンスレットの実娘さんだそうです。

ウェス・アンダーソン監督。いつも映像が洗練されて、素晴らしいです。初めの方のバスルームを上から見る構図は秀逸です。

そして、これでもかと思うほどの豪華俳優陣。トム・ハンクス、スカーレット・ヨハンソン、ベネディクト・カンバーバッチ、ウィレム・ディフォーなど。

何度も命の危機にあいながら、平常心の主人公たち、これはいったいどうなるかと興味が尽きない内容で面白かったです。ラストはちょっと意外な展開でした。

★★★★☆ 4+