この夏の星を見る
2025-09-03



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「この夏の星を見る」 TOHOシネマズシャンテ
2020年、新型コロナウイルスの感染拡大により登校や部活動が制限されるなか、茨城県立砂浦高校の天文部に所蔵する亜紗(桜田ひより)の提案で、リモート会議を活用し、各地で同時に天体観測をする競技「オンラインスターキャッチコンテスト」が実施されることになる。長崎の五島列島、東京都心の生徒たちが参加してスタートしたこの活動はやがて全国へと拡がっていく。
辻村深月原作で、コロナ禍の中高生たちの青春期群像劇。正体不明のウイルスによって、翻弄される人々。ちょっと前の事なのに忘れていて、その時の感覚を思い出しました。もうその時に戻りたくないです。コロナ禍じゃなければ、スムーズにいっていた関係も、ギクシャクしてしまったりもしました。大人の自分達は良いかもしれないけど、学生達にとっては2度と過ごせない大切な時に、制約が多かったり、部活や大会が中止になってしまったりしましたね。修学旅行もなくなってしまった人もいたことでしょう。
映画では、この状況の中でもできる事は何かを考え、集まらないでもできるオンラインでの競技を実行する事にします。
スターキャッチコンテストというのが、正直よく理解できませんでしたが、手作り天体望遠鏡を使って、指定された星をより早くみつける競技らしいです。判定が難しい気がしました。星の位置を覚えて、チームで協力してより早くみつけるのが大切です。五島列島では降り注ぐ様な星空が見れますが、東京でも同じ競技ができるらしいです。それぞれの悩みを抱えながらも、参加する事により多くの出会いもありました。
とても爽やかで楽しい映画でした。映画の中でも言っていたけど、多くのことができなくなったコロナ禍でしたが、この状況だったからこそ出会えた人たちや経験があるのだなぁと思いました。今もコロナは水面化で流行しているけど、この映画の中で描かれた時期とはちょっと違っています。あの頃は大変だったと改めて思いました。ニュースになっていた日に日に増える感染者数など、ストレスフルな毎日でした。
オンラインで知り合った人が、数年後には実際に会ったりできたら夢があります。

★★★★☆ 4+
[映画]

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