自転しながら公転する
2024-04-18



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「自転しながら公転する」 山本 文緒 新潮文庫
母の体調が悪くて、実家に戻ってきた32歳の都。アウトレットモールのアパレルで契約社員として働いている。同じモールで働く貫一と付き合い始めるが、彼との結婚は見えない。職場、家族、恋愛と問題が山積み。思い悩みながら、自分の生きる道を模索していく。
都は東京で働いていたのに、母の為に茨城県の実家に戻ってきました。母の問題は更年期障害だが、かなり深刻で、家事もままならない。日によっても違うようです。自分のしたい仕事は?運命の人は?等身大の女性が、悩みながらも、頑張っていくので、暗い気持ちにもならずに、共感できるところが多かったです。特別な不幸ではないけど、誰もが大変な思いをしています。全てが思い通りにいく人はいません。妥協しなければならない事もあるし、何が大切なのかを選択していかないとなりません。とても面白かったです。
[読書]

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