こぼれ萩 立場茶屋おりき12
2020-12-20



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「こぼれ萩 立場茶屋おりき」 今井 絵美子・著 ハルキ文庫
シリーズ第12弾。盂蘭盆会を前に立場茶屋おりきでは、亡き人の霊を迎える準備を進めていた。そんななか、臨月を迎えた懇意にしている芸者の幾富士に異変が……。その他、妻の病という困難を抱えつつ、支え合う夫婦や、若い女性による火付け事件の〓末等。
蕎麦屋の方に来た客が、幼い2人の子どもを残して、戻ってこない。下の子はまだ赤ちゃん。前にも子どもを残してお父さんがいなくなったことがあるけど、そちらの方は解決して、帰っていったけど、今度もどうなることやらという話でした。
震災で孤児になった子どもの為に、生活の面倒をみて、勉強もできる養護施設あすなろ園をやっているので、とりあえずそこに行かせて、今や大きくなっている子もいて、面倒をみてくれます。おりきの養女となったおきちは、次期女将候補でもあるので、女中見習いを始めたが、淡くて苦い初恋を経験します。子どもの成長も感じます。
[読書]

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