「あなたの旅立ち、綴ります」 シネスイッチ銀座
ビジネスで成功し、不自由のない生活を送っている老婦人ハリエット・ローラー(シャーリー・マクレーン)は、全てを完璧にしておきたいたちなので、自身の訃報記事を生前に用意しておこうと考える。地元の新聞社で訃報記事担当の、若い女性記者のアン・シャーマン(アマンダ・セイフライド)を紹介してもらう。ハリエットから知人リストを受け取り、執筆のために会い行ったアンだが、わがままで自己中心的なハリエットを良く言う人はおらず、出来上がった記事は理想とはほど遠い内容だった。ハリエットは「最高の訃報記事」ができるように自分を変えることを決意。愛され、尊敬される人物になるよう奮闘する。そんな何事にも強気なハリエットと正反対な性格のアンは、しばしば衝突するが……。
ハリエットは女性がリーダーになるのが難しい時代に成功し、とても頭が良く、なんでもできてしまう人。だから、どこへ行っても、自分でやらないと気がすまない。周囲の人はあきれるやら、おそれるやら。家族とも疎遠で、心を許す人がいないという感じでした。施設にいるまだ子どものブレンダを気に入り、連れ出していろいろ教えています。普通の教育的なことではなく、独特なハリエット語録がとても良かったです。アマンダ・セイフライドはかわいかったです。ぶつかりあいながらも、仲良くなっていく、話の流れは王道ストーリーですが、キャストのキャラクターがとても良かったです。笑えるとこも多いし、泣けてしまうところもありました。
★★★★☆ 4