禺画像]
「エル ELLE」 TOHOシネマズシャンテ
ゲーム会社のCEOを務める女性ミシェル(イザベル・ユペール)は、ある日突然、自宅に侵入してきた覆面男に襲われてしまう。何事もなかったかのように今まで通りの生活を送ろうとするミシェルだったが、襲われた時の記憶がフラッシュバックするようになっていく。犯人が身近にいることに気づいたミシェルはその正体を突き止めようとするが、自分自身に潜んでいた欲望や衝動に突き動かされて思わぬ行動に出る。
ミシェルの周囲の男たちが、みんな怪しく見えて、ハラハラするサスペンスでした。ミシェルは警察に届けず、自ら犯人を探そうとします。それもとても怖いことだと思うし、犯人から連絡がきて、再度襲われるかもしれないのに、ミシェルは行動は不可解です。ミシェルが特殊な過去を持つことが、だんだんとわかっていきます。ミシェルのことを理解できないし、周囲の人のこともあまり共感できないです。しかし、どうなっていくのかと興味はかきたてられて、とても面白かったです。常に予想とは違っていきます。ミシェルの強さもかっこいいです。イザベル・ユペールの代表作となる作品が1つ増えました。
監督は「氷の微笑」のポール・ヴァーホーヴェン。タイトルのエル(ELLE)は、フランス語で彼女という意味のようです。
★★★★☆ 4+