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「夏天の虹 みをつくし料理帖」 髙田 郁・著 ハルキ文庫
昨年ハマったシリーズの第7弾、やっと新刊を読みました。
自分の夢をかなえる為に、辛い決断を下した澪だったが、そのこともあって、料理人としては致命的な症状が出てしまう。匂いと味が感じられなくなってしまうのだ。周囲の人の助言や手助けで、なんとか平静を保ちつつ、料理を考える澪であった・・・が、表題作「夏天の虹」では、更なる大きな悲劇が…。
「雲外蒼天」で困難を乗り越えていく話だとは、わかっていても、痛ましいというか、惨いというか。泣けちゃいます。
しかし、苦労はいつか報われる日がくること、悲劇的な状況でも、やるべきことはあるなど、読んでいる人の力になる本です。